ガンドリル加工とは?about Gun drill machining

1.ガンドリル加工

ガンドリル加工

ガンドリル加工とは、NCガンドリルマシンを使用し、プレート側面の深穴を加工することを言います。

主に金型・設備用プレート向けの加工実績が多く、専用ドリルの工具径のバリエージョンを広く取り揃えております。

加工のご依頼は、単品加工から追加工まで幅広く対応でき、短納期にも備えた体制になっております。

加工用途:金型・設備プレート向け 冷却穴・ヒーター穴・センサー穴

2.ガンドリル加工の特徴

特徴①:深い穴でも曲りが少ない 深穴でも曲りが少ない
ガンドリル加工は、機械に装着したドリルブッシュの内径を案内にして、プレート端面から穴を空けていき、加工した穴を案内にノンステップで穴加工を行うため、深穴加工でも曲りが非常に少ないのが特徴です。
加工実績では、φ10の刃物で600mmの深さを片側通し加工しても、入口から出口のズレが約1mm以下ほどに収まります。
特徴②:加工時間が短い 加工時間が短い
ガンドリルのドリル形状が左記の図のような形状をしており、切粉が一定の長さで切断され、高圧の切削油で連続排除されるので、ステップ送りの必要がなく、ワンステップで加工されるため、加工時間が短くなります。

4.加工領域・工具径一覧

加工領域
加工 工程 穴径(φ) 最大加工範囲
ガンドリル 深穴 3~25 X軸±270×Y軸240×Z軸1000
ガンドリル工具の穴径一覧
φ 3.0 3.2 3.3 3.4    
φ 4.0 4.2 4.9      
φ 5.0 5.1 5.2 5.3 5.5  
φ 6.0 6.1 6.2 6.3 6.6  
φ 7.0          
φ 8.0 8.035 8.1 8.2 8.3 8.5
φ 9.0 9.5 9.6      
φ 10.0 10.035 10.1 10.2 10.3  
φ 11.0 11.2 11.5      
φ 12.0 12.1 12.2 12.3 12.5 12.8
φ 13.0 13.2        
φ 14.1 14.3 14.5      
φ 15.0 15.2 15.3      
φ 16.1 16.4        
φ 17.0          
φ 18.0          
φ 19.0          
φ 20.3          
φ 22.0          
φ 24.0          
φ 25.2